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2007年11月 アーカイブ

2007年11月06日

屋久島の「死滅回遊魚」

kawari.jpg秋になると伊豆など温帯域では「死滅回遊魚(無効分散を行う魚)」で賑わい、ダイバーの目を楽しませる。

「死滅回遊魚(無効分散を行う魚)」というのは南の海で産まれ、黒潮に乗って北の地域に流され、たいていは成長して大人になる前に死んでしまう幼~若魚のことだ。

屋久島はそんな魚たちのどちらかというと供給源にあたるのだが、そんな屋久島にももっともっと南の島々から流れてきて成長する事なく死んでいく「死滅回遊魚(無効分散を行う魚)」だって、もちろん存在する。

このカワリブダイもそんな魚のひとつだ。
琉球列島以南に分布する魚のようだが、ここ屋久島ではこれまで成魚は見たことがない。。。
たまに幼魚が夏場に見られるが、これも数日でいなくなってしまうのが常だ。

ところが、この子はかなり長生きしている。
9月ぐらいから一湊タンク下の-5m付近で他のブダイたちに混じって遊泳しているのだが、最初に出会った時は4cmぐらいの小さな子だったが、今では15cmぐらいまで成長し単独で泳ぎ回っている。。。
いつまで生き残って、どこまで成長するかな。。。?

Theキツネウオの若魚ステージ

kitune.jpgヤクシマキツネウオと普通のキツネウオの様々な成長過程を撮りだめているのだが、屋久島にはヤクシマキツネウオと比べて普通のキツネウオが少ないため、この魚の若魚ステージの写真がイマイチ集まらない。。。

ところが、9月ごろから見られていた幼魚が今で15cm近くまで成長して、最近では成魚の特徴である尾鰭の両葉の縁が赤く縁取られ始めた。
またヤクシマキツネウオと比べて普通のキツネウオは体高がやや高いのだが、この子もややそれを感じさせるまでになってきた。

それまでは水底スレスレのところで極めて狭い範囲をタマガシラの仲間独特の動きで徘徊していたのだが、今では成魚のように結構中層に浮き上がり泳ぎ回るようになってきた。
普通のキツネウオの最大の特徴である尾鰭の両葉が伸びてくるまでここにいてくれると、すべてを写真で繋げる事ができるようになるのだが。。。

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