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2007年05月 アーカイブ

2007年05月05日

ヤドカリによって繁殖期も変わる

3本目は常連ゲストK嬢とマンツーマン。
K嬢はGW初日から連続8泊滞在中なのだが、その間入れ替わりはありつつも人数が多いため、なかなかまともなガイドができなかった。
最後ぐらいはしっかりリクエストに応えねば!!

で、そのリクエストはヤドカリ・ガイド♪(笑)

砂地を中心に見て周る。
何の変哲もない白い砂地なのだが、ここでも確実な季節的な変化が感じられた。
少し前まではこの砂地で交尾前ガーディングをしていたのはユミナリヤドカリの仲間ばかりだったが(⇒交尾前ガーディング (屋久島・海のフィールドノート))、こいつらの繁殖期はすでに終わったようで、まったくそのガーディングは見られなかった。
代わりに極小のチビがあちらこちらに見られた。

代わって、今現在、交尾前ガーディングが盛んなのは、ツノヤドカリ属の一種3だ。
ある一定の範囲に数十匹のツノヤドカリ属の一種3が集まり、その何匹かはしっかりペアになっている。
ちょっと前までは見られなかった光景だ。

またまたイタズラ心が。。。
交尾前ガーディング中のペアを他の連中の近くに寄せてやると、メスの貝殻を持っているオスはまだ何もやられていないのに、必死になって他の連中を遠避けようとハサミ脚を振り回していた。(笑)

2007年05月06日

派手なアナエビの仲間

togeebi.jpgアナエビの仲間とはよく海藻を突っ込んで遊んだりする事が多いけど、基本的には地味なので被写体としてはどうかな。。。?と思ってしまう。
ところが屋久島でよく見られるアナエビの仲間のひとつにこんな綺麗なハサミ脚を持つヤツもいる。
ハサミにトゲトゲの突起があって、多少毛深い地味なアナエビの仲間はもちろんたくさん見かけるが、この綺麗な種類も負けないぐらい多く見かける。

あまりネットで見かけないアナエビの仲間なので、開業当初からログで紹介しよう、紹介しようと思いつつ、4年が経ってしまった。。。(-_-;)
屋久島ではこれだけ普通に見られるアナエビの仲間なのに、ネットや図鑑でなかなか見かけないのはナゼだろう。。。???
しかも、こんなに綺麗なアナエビなだけに不思議だ。

こいつはいったい、どんな分布をしているのだろうか?
情報求む!

オキクラゲがいっぱーい!

kurageuo.jpg先日のガイド中、中にイボダイが3-4匹着いている、そこそこサイズのあるオキクラゲを見つけた。
しかもオオハナガタサンゴに捕まって、写真も撮りやすい。。。
オキクラゲの淡いピンクをバックに僕も撮りた~い!!!
そう思い、ゲストがいなくなった今日、さっそくそのオキクラゲを探してみたのだが、さすがにもうどこにもあの大きなオキクラゲは見当たらなかった。。。

ところがよ~く中層や表層を見ると、サイズは小さいがいくつかオキクラゲが浮いている!
さすがにクラゲ自体が小さいので各クラゲに着いている魚は1匹程度なのだが、一応ちゃんと着いている!

やはり(?)、イボダイが多いのだが、1匹クラゲウオを見つけた♪
でも、ウネウネの海で撮影はかなり厳しい。。。(-_-;)
中層に浮きながら何枚か切ったが、ピンクのバックなんて無理無理!!!(笑)

わ~い♪トビウオのチビ軍団!

tobiuo.jpg急に黒潮が寄ってきて、昨日から潮が速いからだろうか?
今日の浅場表層は浮遊物やクラゲ、ゴミなどが沢山浮いていた。
そんな中でエクジット寸前まで気づかなかったのだが、エントリー口付近にトビウオ(種類不明!)の幼魚たちが数十匹固まって浮いていた。

今日はずっとエントリー口下にいたのにまったく気づかなかったのは、これを僕は流木の木っ端が溜まっていると思っていたからなのだ。
これが生き物だと気づいてからも、しばらくはトビウオだとは思わなかった。
水底から見上げた時、最初こいつらは鳥だと思ってしまった。。。(-_-;)
そう。。。小鳥たちが行水しているのかと。。。(笑)

近づくと、ス~と逃げていく姿を見てようやくトビウオだと分ったのだが、まだこのサイズだと遠くには飛べないみたいだね。。。
胸ビレ&背ビレを大きく広げて、数十センチ移動するのがやっと。
早く、雄大な海洋を思い切り飛べるといいね!

しかし、こいつらってこのまま浮いて成長を待つのかな?
鳥に食われちゃうぞ~!!

2007年05月11日

貝?タコ?どっち!(笑)

朝、同業者の知人から電話が入った。
「船長が港でアオイガイを捕獲したんだけど。。。」

げっ!マジっすか!!
今日はゲストを空港に送ったあと、「元浦」でシマヒレヘビギンポの婚姻色オスを探そうと思っていたのだが、急遽予定変更!
午後から急いで一湊へ向かう。。。

aoigai1.jpg船の中の生け簀で、初めて見るアオイガイは変なやつだった。。。
自分で作った貝殻の中に棲むタコ。
お前は貝か?タコか?どっち!
タコです。。。(笑)

水を吐きながらバックで逃げていく様は、かなり速い。
これって撮影するために海の水面に放した途端にε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=(;-_-)/ゼンリョクダッシュ 。。。ってならないかい???(-_-;)

でも心配には及ばなかった。
一瞬速いけど、別に泳いで余裕で追いつくスピードだった。(笑)

2007年05月13日

いつだろう?繁殖期。。。

シマヒレヘビギンポという魚がようやく認識する事ができ、今度はその婚姻色をGETしようと、今日は「元浦」で延々と浅場をウロついた。

本来はヘビギンポの仲間はどれもよく似ているので、婚姻色だけが種を判別するキーになるのだが、シマヒレヘビギンポに関しては、散々近似のセグロヘビギンポと比較してきたので、今や通常体色でも十分に見分けられる。
それでもその婚姻色が知りた~い!!

simahire.jpgかなりの時間、浅場をほっつき歩いたが(泳いだが(笑))、それらしい怪しい体色の子はまったく見られなかった。
ヘビギンポの仲間は繁殖期であれば婚姻色が色褪せたような子なんかが見られたりするのだが、それらしい子もいない。。。

シマヒレヘビギンポを探していると、春先に繁殖期を迎える、アヤヘビギンポやヘビギンポなどの幼魚がそこら中でピョンピョン飛んでいるのが分る。
ところがシマヒレヘビギンポの極小チビってのがなかなか見られない事を考えると、繁殖期はこれら上記の種類とは違うのかも知れない。

まぁまぁ小さな子はいるので、繁殖期は夏~秋かなぁ~?
そんな事を思いながら、通常体色の子を何匹か撮って終わった。。。_| ̄|○ il||li

2007年05月14日

幼魚爆発の先陣を切って

benihireyg.jpg毎年、水温が上がり始めるこの時期から魚たちの繁殖行動が加速化し、6月に入ると派手なベラの仲間やスズメダイの仲間の幼魚類が、あちらこちらに見られ始める。
そして夏に突入するわけだが、今年もこのかわいい系幼魚(?)爆発の先陣を切ってベニヒレイトヒキベラの極小幼魚が見られ始めた。

考えてみるとベニヒレイトヒキベラは真冬の一時期以外はほぼ1年中繁殖行動は見られているので、いつでも幼魚がいてもおかしくないのだが、ナゼか初夏が多く、秋になるとみんなある程度成長してしまって、あまりかわいい極小チビは見られなくなってしまう。。。

屋久島にセグロヘビギンポはいるのか?

「セグロヘビギンポ系ヘビギンポ識別強化月間」も佳境に入り、屋久島で見られる子たちはだいぶ整理がついてきた。
どうも、これまで3種類のヘビギンポをすべてセグロヘビギンポで片付けていたようで、まずは近似のシマヒレヘビギンポが分った(⇒ついにシマヒレヘビギンポが分った♪ (屋久島・海のフィールドノート))。
これは最も浅い-5mぐらいの水域に多い種類で、次に-20mぐらいまでの水深で多く見られるヘビギンポ(⇒やっぱり婚姻色が違う。。。(-_-;) (屋久島・海のフィールドノート))、そして最も深い水域(-30m以深)でのみ見られる赤いヘビギンポ(⇒途中経過で~す♪ (屋久島・海のフィールドノート))、この3種類だ。

これまでの調査では、最も普通に見られる-20mぐらいまでの水深に棲む子の婚姻色が、これまで八丈島で見てきたセグロヘビギンポの婚姻色とはまったく違うようなので、最深部の-30m以深で見られる子がセグロヘビギンポかな。。。?と思っていた。

seguro4.jpgところが観察を重ねるうちにこの-30m以深のヘビギンポ(写真)でさえ、これまでセグロヘビギンポと呼んでいた種類とは別種のような気がしてきた。。。(-_-;)
まず普段から(いつ見ても)この子の体色は赤く、顔つきも何か違う。。。
この子の方が顔に丸みがあり、セグロヘビギンポ(?)のようにキラキラ輝く金粉のようなものがまったく付いていない。

つまり、屋久島でセグロヘビギンポと呼んでいた子はすべて(3種類とも)、セグロヘビギンポではない可能性が出てきたのだ。
だいたい八丈島でセグロヘビギンポとして認識してきた子すべてが同じ種類だったのかも今となっては分らないし、第一本当に八丈島の子たちが「セグロヘビギンポ=Enneapterygius tutuilae」だったのかさえも怪しい気がしてきた。。。(-_-;)

こうなってくると素人の僕の手には負えなくなってくるのだが。。。

久し振りに新顔♪

ogasawara.jpg久し振りにヤドカリの新顔が出た!
調べてみるとオガサワラヤドカリの仲間っぽい。。。
ここでは「オガサワラヤドカリ属の一種1」としておくが、この属自体初めての登場だ♪

とにかく小さなヤドカリで貝殻の大きさが8mm-10mmぐらい。
水深は-25mとやや深く、何でも岩の棚のような場所に転がっていた。

目立つ特徴としては紫色の触角。
元気なヤドカリでちょっと目を離すとトコトコと逃げていく。
仕方ないから岩のちょっとした窪みに貝殻を差し入れ撮影する。。。

2007年05月18日

卵をくわえるタイミングは?

joe001.jpgエントリー直前にちょうど上がってきた同業者に「ジョーが卵をくわえてましたよ~!」と教えられ、スグにその場所に直行した。

教えられた黄色いジョーと黒いジョーのペアはスグに見つかったのだが、卵をくわえていると教えられた黒いジョーの口の中には卵はまったく見られなかった。。。
う~ん。。。ここの子たちじゃないのかなぁ~?
周辺を探すこと1時間。。。他にこの近辺にいたのはもう1匹の黄色いジョーのみ。。。んっ??

そろそろ諦めようか。。。と思ったところ、その同業者が舞い戻ってきてくれて、「この子です!」と教えられたのは最初に見つけた黒いジョーだった。
「でも卵、くわえてないよぉ~!」と訴えたところ、フタを占めてしばらく待つとくわえて出てくるとの事。

し、知らなかった。。。
ジョーって卵をくわえたり、離したりするんだ!
マジで知りませんでした。。。(-_-;)

屋久島にはジョーがボコボコ出ているにも関わらず、実は僕もこれまでジョーが卵をくわえているところを見た事がなかった。
でも、それで納得した!
そっか。。。ずっとくわえているワケではなかったのか。。。これまで見れなかったはずだ。。。(;><)

フタを占めている間も、ちょくちょく見に行ったが、まったくくわえてくれない。
待つこと1時間半。。。
joe002.jpgもうエアーがほとんどなかったので、「これで最後!」とばかりに最後は雑にフタを開けて見たところ、ボロボロと周囲の砂や小石がちょっと穴の中に崩れ落ちてしまった。
当然、ジョーは中に引っ込んでしまったのだが、次の瞬間出てきた時には何と卵をくわえていた!!ヾ(@^▽^@)ノ ワーイ

教えてくれた同業者と、どういうタイミングでジョーは卵をくわえるんだろうね。。。?と水中で話していたのだが、分ったぞぉ~!!!
もしや???と思って、そのあと指示棒の先をちょっと穴の中に入れて上下動させたら、やっぱりそのあと卵をくわえて出てきた!

つまりこういう事だと思う。
屋久島のジョーが卵をくわえるタイミングは危険を察知した時なのだ。
それまではストレスを与えて引っ込む事を恐れ、丁寧にフタを開けて見ていたのだが、この時はまったくくわえてくれなかった。

さすがに穴の奥に大切に置いてある卵に危害が及びそうになったら、くわえるのではないだろうか?

ひとまず、このジョーを定点観測してみようかな~♪

2007年05月24日

ヤバイ!!孵化しそう。。。(-_-;)

2本目の帰りに例の卵をくわえているジョーをチェックしてみると、とうとう卵は透明感が出てきて、稚魚の目玉がクッキリ!
お~!!ヤバイ。。。(-_-;)
そろそろ、ハッチアウトも近いかも!?

2007年05月25日

終わった。。。・゜゜・(×_×)・゜゜・。 ビエーン

午後からは1人で一湊タンク下へ。。。

一通り、ダイビングを終え、最後に例の卵をくわえているジョーの元へ。
またちょっとストレスを与えて、静観してみると。。。
あっ!!!!
もう卵をくわえてくれな~い!!!!!

ヤバイ!孵化しちゃった???
昨日の午後、バリバリの透明な卵だった事を考えると、昨晩~今朝にかけてハッチアウトが行われてしまったと思われる。

う~!!!せっかく今日はゲストがいなくて自由に潜れる身分だったのに!!
ハッチアウト撮影を狙おうと思えば、狙えたのに。。。(;´д`)トホホ…

でも、どれくらいでハッチアウトするのかは分った。
次は絶対に見逃さないぞぉ~!!

ブラック・ニシキフウライウオ!

nishiki1.jpg午後からは1人で一湊タンク下へ。。。
今年もニシキフウライウオがボチボチ出始めた。
毎年、初夏にまとまって見られ、その後まったく見られなくなるのがちょっと不思議だ。
同業者情報により、浅場と深場の2ヶ所を周る。

nishiki2.jpg深場にはペアがいて、こちらはよく見る茶色いバージョン。
浅場の子は帰りに時間があったら見よう。。。程度に考えていたのだが、こちらはブラック・バージョンだった!
おいおい。。。そんな事、聞いてなかったよぉ~(-_-;)

ほとんどエアーも無い状態で見てビックリ(゚д゚)!
う~もっと余裕のある状態で会いたかったよぉ~君ぃ~
しばらくいてくれるかな。。。?

2007年05月28日

ソラマメ君♪

初春はハナキンチャクフグやシマキンチャクフグのチビが目立ったが、ここ最近は「ソラマメ君」ことノコギリハギのチビが目立ってきた。
ウミカラマツの仲間を覗いてみると、よくこのソラマメ君が着いているのを見かける。

昨日のガイド中に見つけたソラマメ君はかなり小さく、緑色が強かったのだが、今日も同じ場所にいたので数枚シャッターを切ってみた。
撮っているうちにどんどん体色が成魚のそれと似てきて最後には「ソラマメ君」とはとても言えない、普通のノコギリハギになってしまった!(笑)

お~!!!たった数分の間に成長してしまった。。。(-_-;)

違う!違う!(笑)
プレッシャーを与えると、こうなるみたい。。。
下の2枚は同じ子です!

soramame3.jpgsoramame2.jpg

soramame1.jpgでもこうなってしまうとあまりカワイくないなぁ~
と今度は違うウミカラマツを覗いてみたら、狭小チビたんがいたっ♪
これだったら、「ソラマメ君」で納得。。。

2007年05月29日

何じゃこりゃ??

akamanbou.jpg「トンネル下」で潜った帰り道、何か赤くて大きな魚が浮いていた。
体長1m、体高も高く80cmぐらいはある真っ赤なマンボウみたいな魚。。。!
見た事も無い魚だったので、引き返してゲストと一緒に捕獲した。
持ち上げて船から揚げてみると、┗(;´Д‘)┛超おもてぇ~
20-30kgはありそう。。。(-_-;)
引きずっているうちにウロコと一緒に体の綺麗な赤い色が剥げ落ちてしまったが、元々は真っ赤な魚だった。
調べてみると、ヒメクサアジなどに近い仲間でアカマンボウという魚だと分った。
~マンボウという和名がついているが、系統的にマンボウとは程遠く、全然関係ない種類だ。

早速、鹿児島大学の先生に報告したところ、ぜひ標本に欲しい!との事。
鹿児島港にも揚がるようなのだが、これらはみな東南アジアなどで捕獲されたもので、鹿児島近海で採られた標本は手元にないのだそうな。。。

う~ん。。。でもなぁ~
この巨体を送るのはちょっと厳しいぞぉ。。。(-_-;)

結局、全身写真を撮って、胸鰭&腹鰭のみを送る事になった。
いや~さすがにこの巨体を送るのは無理っす!!(笑)

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