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2007年04月 アーカイブ

2007年04月01日

お勧めできる被写体

結局、何の収穫も無いままエアーもカスカスで帰ってきた。。。
途中でケフサゼブラヤドカリの幼体のみ撮ったぐらいで、このヤドカリ生活中、最もシャッターを切らなかった1本となってしまった。

ケフサゼブラヤドカリは基本的にはかなり巨大になるゼブラヤドカリの仲間なのだが、さすがに大きな成体は綺麗というよりはゴツイ印象が強い。
ハサミも大きいし。。。

でも、幼体は本当に綺麗だ♪
透き通るような触覚のパープルも美しく、脚のゼブラ模様も明るく、くっきりとしている。
幼体はフォト派にも自信を持ってお勧めできる被写体だ。

2007年04月06日

あれ?これって別種??

まだヤドカリ生活は続く。。。

今日は砂地の-10m~-15m付近を探索。。。
砂地にはユミナリヤドカリ属の一種やツノヤドカリの仲間が多いのだが、ちょっとある事に気づいた。
これまで下の2枚の写真の子はともにツノヤドカリ属の一種1として、同じ種類だと思っていたのだが、よ~く見てみると、何か明らかに目柄と第一触角の模様が違う。。。
これは成長過程による違いか?と最初は思っていたが、ともにそれなりに大きな成体である事を考えると、これって別種か???

過去に撮ったツノヤドカリ属の一種1を全部見直してみたのだが、左下の子がほとんどだったが、数匹右下のような子が混じっていた。

ひとまず、右下の子はツノヤドカリ属の一種5として分けておく事にした。
継続的に見ていけばそのうちに何か分るかもしれない。。。それまでは。。。


ついに成体、見~つけた♪

わ~い♪
これまで幼体しか見つからなかったイボアシヤドカリの立派な成体を見つけた!!
写真で見ていた通り、薄っすらと紫がかっていて、これまで何個体か見ていたイボアシヤドカリの幼体か?と思っていた子はやっぱり間違いないようだ。
脚にもオレンジ色のストライプが入っていて、みょうにポップな感じのヤドカリだった。(笑)

成体が見つかった事で堂々と「屋久島が生息南限!」って言えるかな。。。?

イボアシヤドカリの特徴として、よく図鑑で説明している「左はさみ脚の不動指に顆粒突起が円を作る様に並ぶ」の意味がよく分らなかったが、実物を見て納得!
確かに円を作るように並んでる。。。って言うか、完全に窪んでるし。。。(-_-;)

2007年04月09日

久し振りの新顔♪

-30mの砂地と岩場の境目で久し振りの新顔に出会った♪
転石を捲っていたら出てきたタケノコガイ系の貝殻を拾い、しばらく観察していると、見慣れないヤドカリが出てきた。
肉眼ではマダラヒメヤドカリかな?と一瞬思ったが、ファインダーを通して見てみると、目柄と触角に赤い斑点が散りばめられている。

帰ってから調べてみると、あるサイトでツノヤドカリの仲間として紹介されていた。(⇒1.023world
これがツノヤドカリの仲間ぁ~???
う~ん。。。よー分らん。。。

しばらく当サイトでは「ツノヤドカリ属の一種6」として扱います。

やっと成体に出会った!

-30mの砂地と岩場の境目、転石下でようやくチャイロサンゴヤドカリの成体に出会った!
これまで2個体見ているのだが、どっちも小さな幼体。。。
屋久島では珍しいのかな。。。?と思った事もあったが、今日の子は完全な成体でしかも!交尾前ガーディングしているペア!
ちゃんと繁殖もしているようだし、普通種である事が分って一安心♪

これがTheユミナリか??

深場(-30m)でも結構、ユミナリヤドカリの仲間を見かける。
しかし、今日見た子は色合いが何となくいつもの連中とは違うように感じたので、しっかり撮影しておいた。
単なるカンなのだけど。。。

しかし。。。

実はこの子はメスで交尾前ガーディングをされていた方のメスで、ガーディングしていた方のオスはこいつ。。。

うっ。。。いつものユミナリヤドカリ属の一種1と変わらねぇ~(-_-;)

2007年04月10日

クラゲ・アート

今日の一湊タンク下の浅場はクラゲが凄かった!
エントリーするなり、カブトクラゲに巻かれてぞっとしたよ。。。(-_-;)

でもこれを撮り始めたすっかりハマってしまった。
面白い!
撮ったあとモニターを見ると、これがメチャ綺麗♪

最後には自分からクラゲの群れ(?)に突っ込んでいった。
多少刺されて、手袋無しの手の甲が痛いっ!ドクロ

今回はほとんどカブトクラゲばかりだったが(多分。。。(-_-;))、いや~こうなってくるともっといろいろな種類のクラゲに会いたいなぁ~
でもクラゲが凄いって事は黒潮の縁で、透明度も悪くて冷たいっ!って事なんだけどね。。。(-_-;)


2007年04月11日

いつの間にか幼魚の季節。。。(-_-;)

毎年1月ぐらいからTheヘビギンポのオスの婚姻色が見られ始め、繁殖期が始まるのだが、今年のシーズンオフはかなりヤドカリに傾倒していたので、その生態行動はまったく観察する事なく、とうとう4月も中旬になってしまった。。。(-_-;)

いつの間にかその幼魚も見られ始め、Theヘビギンポの繁殖最盛期はもう終わろうとしている。。。
これから初夏にかけて、こうしたチビたんが至るところで目にするようになる。

ユミナリの幼体かな。。。

貝殻の大きさが5mmぐらいの極小ミクロヤドカリ!
-30m以深の砂地で砂粒よりも小さな貝殻を背負ったヤドカリが逃げていく。。。
摘んでも砂粒なんだか貝殻なんだかよく分らない。。。(-_-;)

一応、写真に撮ったところホンヤドカリ科である事は分ったが、種の特定はちっと厳しい。。。
目玉とこの場所(-37m砂地)の優占っぷりから考えて、ユミナリヤドカリ属の一種1の幼体ってのが妥当かな。。。

どうよ!これじゃねーか???

水深に関係なく屋久島の砂地や砂と岩場の境目付近の最優占ヤドカリは、多分テブクロイトヒキヤドカリだろう。
このテブクロイトヒキヤドカリの仲間に温帯域に分布するイトヒキヤドカリという種類がいる。
この2種はとてもよく似ているようだが、テブクロイトヒキヤドカリの各脚の先端は紫色なのでそこで見分けるそうな。。。

で、ずっとこの脚が紫色ではない子を事有るごとに探していたのだが、とうとう見つけた!
水深は-37mの完全な砂地。

屋久島では9割が亜熱帯の生き物なので、たまにいる温帯種は深場に追いやられる傾向がある。
そういう意味でもこいつはイトヒキヤドカリだと思うのだが、実際にこいつをテブクロイトヒキヤドカリと比べると脚の先端の色以外に違いがまったくないっ!

ありゃ??これって本当にTheイトヒキヤドカリでいいのかなぁ。。。自信がなくなってきた。。。(笑)



追記(2007/04/14):
その後、伊豆大島グローバルスポーツの有馬くんによると、これはテブクロイトヒキヤドカリだそうです。。。(-_-;)

合わせてテブクロイトヒキヤドカリとイトヒキヤドカリの識別点も教えてもらいました♪

「テブクロは歩脚の指節が淡い紫色ですが、THEイトヒキの場合は、縦縞模様が入ります。
そして、はさみ脚の腕節も同様に縦縞模様が入ります。
テブクロは,両ハサミの(可動指と不動指の)先端に白い斑紋が左右2つづつあります。
しかし、THEイトヒキの掌部は一様に斑模様です。
そして大きい方のはさみには、目立つトゲトゲがいっぱい並びます。
印象としては、テブクロに比べTHEイトヒキは地味です。」

との事。
う~ん。。。納得!
今まで以上にイトヒキヤドカリを見つけたくなってしまった!!(笑)
見つけたら南限記録かな?

2007年04月12日

やっぱりツノヤドカリの仲間だぁ~納得!

一昨日(⇒久し振りの新顔♪ (屋久島・海ノート))、初めて見つけたツノヤドカリ属の一種6なのだが、あの日はどうしてもこれがツノヤドカリの仲間だとは思えずにいた。
だってこの仲間特有の葉状の第2触角も目立たないし、他のツノヤドカリの仲間たちの生息環境である「完全なる砂地」にいたワケでもないし。。。
第一、一番重要なファーストインプレッションってやつが、どうしてもツノヤドカリの仲間だと思えなかったのだ。
ツノヤドカリの仲間には独特の雰囲気があるので。。。

見つかる時は連続で見つかるもので、もう2度と会えないかな?と思っていたこの子に今日は-10M程度の水深で出会った!
今度は完全なる砂地で、他のツノヤドカリの仲間たち同様にタケノコガイ系の貝殻に入り、ちょっと砂の中に潜っていた。

水中ではまったくツノヤドカリ属の一種6だとは気づかず、最初はツノヤドカリ属の一種5、もしくはツノヤドカリ属の一種1だと思って撮影していたくらいだ。
そのうちに、おっ!新顔のツノヤドカリ!!と思い、そのままPCで拡大してみるまではずっと新顔だと思っていた。(笑)

つまり、一昨日に見つけた子と同じ種類だとは思えない程、今日の子はツノヤドカリの仲間っぽかったのだ。
今日の子は立派な成体のようではっきり目鼻立ちが分るので、すぐにツノヤドカリの仲間だと分った。

これだったらツノヤドカリの仲間で納得♪

激しい戦い!

僕は1人で潜る時は昔から潜水時間の長いダイバーで、八丈島の師匠からも「長時間大魔王」と言われバカにされてきた恐れられてきた。(笑)
しかし、それでも八丈島にいた頃は、ショップで待っている親方やスタッフもいたので、ほどほどの時間で切り上げていたのだが、独立してからは歯止めが効かなくなっている。。。

「多いときでたまに2時間」。。。ではなく、毎日の1本当りの”平均”潜水時間が2時間、いや2時間超ぐらいで、潜水時間が100分を切る事はまずない。。。(笑)
更に水温の高い時期はこの「平均値」が20分ぐらい延びる。
これは温かいからではなく、温かいとエアーの消費量が格段によくなるからだ。
つまり時計ではなく、残圧計だけを目安に潜っているワケだ。(笑)

今の水温の低い時期なんて後半はガクガクブルブル震えながら潜っているのだが、なぜそうまでして水の中にいるのかというと、僕は必ずと言っていい程、エクジットの間際で面白いものを見つけてしまうのだ。。。(-_-;)
これがなければ90分ぐらいで上がれるのに!!(笑)

今日は-10m前後の砂地を徘徊していたのだが、何もいね~なぁ~と早々にエクジットする事を考えていたところ、面白いものを見つけちゃった♪

ユミナリヤドカリ属の一種1の女の取り合い、奪い合い!

右側の大きなオスが左手でメスを掴んでるのが写真から分るだろうか。。。?
つまりこれは「交尾前ガーディング」なのだけど、更にやつは右手で左側の茶色い貝殻のヤドカリのハサミ脚をしっかり掴み、投げ飛ばしたりしていた。

あまりにも面白いので、また茶色い貝殻のヤドカリを近づけると、またもの凄い勢いで近寄ってきて同じようにハサミで掴み暴れる!
もうこれはケンカというよりもイジメにも見えた。。。(-_-;)

すでにあまり戦闘意欲のないヤドカリをなぜここまでして、執拗に攻撃を仕掛けるのかよく分らないが、
見ていてかなり面白かった。。。

しかもビックリしたのはこのヤドカリのハサミ脚の長さだ!
初めに見た時は妙に長いハサミ脚だったので、ツノヤドカリ属の一種4かと思った。。。
でもツノヤドカリ属の一種4と違って右手が長いので、これはかなりの大ヒット(つまり新顔)だと思ったのだが、どう見てもユミナリヤドカリ属の一種1だよなぁ~????

2007年04月13日

北部初

しかし、小さい。。。
砂粒のような貝殻を背負ったヤドカリを摘み上げてファインダーを通して見てみるとマダラヒメヤドカリだった。
北部では初の記録だ。

ちょうど1ヶ月前に南部・平内で初めて見つけた(⇒ミニミニ・ヤドカリ (屋久島・海ノート))種類なのだが、あの時は水深-30mとかなり深かった。
転石下にいたのでそのような環境を好むのかと思っていたが、今日は-10m程度の完全なる砂地で発見!

謎のヤドカリ

-10mの砂地でまたまた変なヤドカリを見つけちゃった。。。(-_-;)
でもよ~く見てみると、これって以前見つけた不明種1(⇒まったくガイドしてません。。。(-_-;) (屋久島・海ノート))の更に成長した姿じゃねーか???

今度は脚やハサミに赤い斑紋が散在している。
姿形は以前の子とまったく同じだが、大きさは前の子よりも1-2まわり大きい。

う~ん。。。これってやっぱり、何かの幼体なんかじゃなくて、これで成体かな?
だとしたら新属の可能性も。。。♪

またケンカ。。。

yuminari_fight2.jpg今日もユミナリヤドカリ属の一種1の激しいオス同士(?)のケンカが見られた。
だいたい大きい方が小さい方の腕をハサミで挟んで振り回したり、押さえつけたりして、小さな方は防戦一方だったりするので、一見陰湿なイジメのようにも見える。。。(笑)

魚だったらこうしたケンカが見られるのは、繁殖期のメスを巡る争い、もしくは繁殖期前のテリトリー争い時に多い気がするのだが、ヤドカリの場合はどうなのだろうか?

ヤドカリは魚と違って個体識別が難しく、毎日継続的に同じ個体を追ったりできないので、その社会構造や行動を調べるのはちと厳しいかも。。。
しかも、このユミナリヤドカリ属の一種1の場合は、だだっ広い完全な砂地のあちらこちらで見られるので、もし仮にテリトリーというものがあっても、まずそれを調べるのは不可能だぁ~っ!

何かいい方法はないかなぁ~

すご~い!!これもアカツメ???

akatume2.jpgいつもの-6mのオオハナガタサンゴ群落の近くて変なアカツメサンゴヤドカリを見つけた。

見ての通り、全身が紫色のアカツメサンゴヤドカリだ!
通常、アカツメサンゴヤドカリはと言うと、先端以外は真っ白い脚にオレンジ色の小さな点々が散在しているのだが、この子は紫色の脚。。。(-_-;)
よく見るとオレンジ色の点々は散在しているのだけど。

まぁ、普通に考えたらアカツメサンゴヤドカリのカラーバリエーションなのだろうけど、第一触角まで青いのにはちょっと考えさせられる。。。

2007年04月15日

ツノヤドカリ属の一種4との違い

tunoyadosp42.jpg今日は-15mの砂地を徘徊。
先日のゲストに見せたかったツノヤドカリ属の一種3が今日はウジャウジャいた。。。
まぁ、そんなもんだよね。。。ゲストがいない時に限ってよく目に付く。。。(-_-;)

ところでこのツノヤドカリ属の一種3なのだが、よく見るとツノヤドカリ属の一種4同様に、こいつも左手がかなり長いっ!
というか、この2種は本当に別種なのか???という疑問さえも沸いてくる。

通常、ツノヤドカリ属の一種3というヤドカリはタケノコガイなどを宿貝としており、ひょっこり貝殻から顔を出す程度でそれなりに警戒心も強いのだが、この写真の子は違った。
ツノヤドカリ属の一種4と同じように、長い左手を伸ばしながらバックでピョンピョン飛びながら逃げていく。。。あれっ???

墨を吐いて逃げるっ!

mimiika.jpg砂地のヤドカリを探していると、他にもこんな砂地の生き物に出会う。

小型のイカであるミミイカは、ナイトなんかではよく見かけるが昼間はちょっと珍しい。
ポッポッと黒い墨を吐きながら、脚を左右にひろげて逃げる姿が面白い。。。

2007年04月17日

のんびりカメさん

aoumi.jpg今日は-15m付近の岩場でずっとムラサキゼブラヤドカリなんかを撮っていたのだが、その間ずっとアオウミガメが僕の傍らでじっと座っていた。。。

1回どこかに泳いで行ってしまったが、また戻ってきて再び同じ場所でじっとしていた。
僕がスグ横にいるのにまったく警戒心無し。。。(笑)
ムラサキゼブラヤドカリを撮りながら、たまにアオウミガメにカメラを向ける。
でも105mmマクロレンズだから、こんな写真になっちゃう。(爆)
これだけ寄ってもなかなか逃げない。
お~い。。。お前。。。大丈夫か??

だんだん環境が分ってきた

murasaki.jpgちょっと前まで屋久島では珍しいと思っていたムラサキゼブラヤドカリも最近は環境が分ってきたからか、よく見つかるようになってきた。

他のゼブラヤドカリの仲間と比べて、穴や亀裂のずっと奥の方に沢山いるようだ。
大きな穴よりも小さな亀裂の奥に多い。
どうもライトを穴に当てるとスタスタと更に奥へと逃げてしまうので、これまでなかなか見つからなかったのだが、コツ(ライトを直接当てずにまずは薄明かりで貝殻を確認)を掴むと、結構見つかる。

2007年04月19日

綺麗なミクロパグルス

micro.jpgミクロパグルスの仲間はどいつもこいつも体中に砂や藻なんかを着けていて体の模様や輪郭が分りにくい子が多い。(⇒ミクロパグルス属の一種1ミクロパグルス属の一種2

でも、今日は割と綺麗な子を見つけた。
最初はミクロパグルスの仲間だとは思わなかったのだが、やっぱりこれってそうだよなぁ~ヽ(~~~ )ノ ハテ?
目柄がグリーンだからミクロパグルス属の一種2。。。かな?

サンゴの上にチビたち

tatejima.jpgこちらは「春の風物詩」というよりは「GWの風物詩」と言った方がいいかも。。。

サンゴの上をよ~く見てみると、1cmにも満たないタテジマヘビギンポの極小チビたんたちが目立ってきた。
あっちにでもこっちでもピョンピョン飛び回る。

毎年だいたいGWの頃から初夏まで限定でこのようなチビが一気に増える。
この写真の子にはもう赤味が着いているが、色づく前の透明なチビもそこら中で見られる。
でも成魚と違って目立たないため、サンゴのようなシンプルな下地の上だったらいいのだが、壁面にいるような子はかなりよ~く見ないと、見つからない。

2007年04月20日

これもミクロパグルス???

micro33.jpgエクジット直前に「久し振りの新顔♪」と喜んだものの。。。
よ~く見てみると、これってミクロパグルス系の幼体???
ミクロパグルス属の一種1、もしくはミクロパグルス属の一種2の子供の頃の姿かな。。。?
にしては目柄が太い気もする。。。

このミクロパグルス属は今現在、まったく分っていない仲間らしいので、ひとまずミクロパグルス属の一種3としておきます。
今後、何か分ったら再編しておきま~す!

新属新種!!凄いっ!

先日、国立科学博物館の学術誌で、ハゼ類を中心に一気に21の魚に新種記載がされたり、和名がついたりした。

その中で1年ちょっと前にこのLOGでも触れた事のある「ハゼ科の一種」に(⇒屋久島ダイビングサービス「森と海」 : 屋久島ダイビングLOGS : やっぱり早い時間に潜るべきだな。。。♪)名前がついた♪

標準和名 : サザレハゼ(Grallenia arenicola)
このハゼは「日本のハゼ(平凡社)」に「ハゼ科の1種11」として載っている子だ。
しかもこのサザレハゼ属(Grallenia)は新たに設けられた属なので、新属新種って事になる。
こりゃまた凄いっ!

sazare1.jpgこれを記念して(?)、今日はこいつに会いに行った。
実はその後の調べで屋久島ではこのハゼは-30m程度の水深でごくごく普通に見られ、「さー会いに行こう!」といってスグに見つかるぐらいウジャウジャいるのだ。

大抵は岩場と砂地の境目ぐらいのところの砂地側にいて、動きはそれほど素早くないので撮りやすい小型のハゼだ。

sazare2.jpg今の時期は幼魚も結構見られる。
こちらは砂粒と同化しちゃってて、目立たないけど。。。

2007年04月21日

フルセゼブラの極小チビ!

furuse4.jpg初めて入るポイントの調査だと言うのに、暗がりを見つけるとついついヤドカリ探しに走ってしまう。。。(笑)

かなり奥行きのある狭い横穴の奥に蛍光オレンジの脚がスタコラと逃げていく。。。
あまりにも綺麗なオレンジとその細い脚、小さな体から、新しいゼブラヤドカリの仲間か???と思ったが、甘かった!
摘み上げてみると、フルセゼブラヤドカリの極小チビだった。

成体も綺麗だけど、幼体はもっと綺麗だ♪
その蛍光オレンジには何となく透明感があって、発色状態も成体よりも美しい。
細い脚から何となく可憐な感じがして可愛らしい♪

ウツボを忘れてた。。。

hireobi.jpg今までいろいろな屋久島の魚を撮ってきたが、ウツボ類が普通種にも関わらず撮ってないものが多い。。。(-_-;)
なぜなら、いつも105mmレンズをつけているから、比較的大きな魚であるウツボ類は素通りしてしまうのだ。
60mmを着けている時にでもゆっくり。。。
そう思っていても、なかなか60mmを着けて潜る事も稀なので(笑)、今の今までウツボはあまり紹介してこなかった。(笑)
これからはウツボ類も紹介していきまーす!

写真はヒレオビウツボ。
一応、亜熱帯系の魚で屋久島でも普通に見られるのだが、ちょっと前まではその存在さえもよく知られていなかったマイナーなウツボだった。
なぜだろう。。。???
理由はひとつ!
地味だから???(笑)

ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪初めての出会い!

ポイント調査で入った「志戸子Bポイント」は、取り立てて目新しい環境はなかったが、入り口の浅場はいろいろなギンポ類がいて、それなりに面白そうだ。

montuki1.jpg何と言っても、こいつとの出会いはメチャクチャ嬉しかった♪
モンツキカエルウオ!
とうとう見つけたぜ。。。!
お隣・口之永良部島などではすでに確認されているので、ここ屋久島にも当然いるとは思っていたけど、これまではなかなか見つからなかった。

それもそのはず。。。水深50cmの波をダイレクトに感じるような超浅場。。。
そっか。。。こんなに浅い水深が環境だったのか。。。(-_-;)
いつもなら心地が悪いので、素通りしてます。。。はい。。。

今日もほんと、心地が悪かった。
一見、凪ぎっぽいこのポイントも、さすがにこれだけ浅いとウネリが凄い!
おちついてモンツキカエルウオくんと対峙できなかった。

montuki3.jpgこれまであまり南の島で潜ったことのなかったので、実はモンツキカエルウオ自体、僕は初めて見る。(笑)
純粋にミーハーな気分で喜んでしまった♪

でも思っていたよりも、あまり綺麗&可愛くないなぁ~
これだったら、もっと静かなタイドプールなんかで見かけるクモギンポとかの方が可愛いじゃん!(笑)
思っていたよりも大きなカエルウオだったし。。。(笑)

2007年04月22日

深場のジョーは恥ずかしがりや?

joe000.jpg屋久島の-20m以浅でよく見られるジョーフィッシュは黄色い子や茶色い子、マーブル模様の子などがいて可愛いのだが、-30m以深に行くと明らかにこいつらとは別の種類だと思われるジョーがボコボコ斜面から顔を出している。

浅場のジョーよりも大きく、色合いは決して綺麗とは言えず、ちょっと地味だ。

最も浅場のジョーと違う点は警戒心がメチャクチャ強いこと!
ちょっと寄っただけでスグに引っ込んでしまう。。。
だから浅場のジョーのように差し出した異物(石とか海藻とか。。。)を咥えて吐き出したりとか、そんな遊びにはまったく付き合ってくれない。。。(笑)

少しでも出ているところを観察したいのだが、これが限界!
場所が場所なだけに長居もできないし。。。
もう少し出てきてくれないかなぁ~(。>0<。)ビェェン

せめて背ビレだけでも見せてくれないかなぁ~

そろそろいい加減にハッキリさせねば!!

毎年、毎年、やらねば!やらねば!と思いつつ、なかなか進まないヘビギンポの分類。。。
今年こそは!
少しづつでもいいから、ひとつづつ潰していかないと!

まずは懸案事項その1「セグロヘビギンポ問題」から。

このログでも何回か紹介してきたセグロヘビギンポと呼んでいる小型のヘビギンポがいる。
しかし、これがどうも何種類かのヘビギンポを混同している気がしてならない。。。
決め手がないため、僕の主宰する「ヘビギンポのデータベース ヘビベース!」では、今はすべて何でもかんでも似たようなやつらは「セグロヘビギンポ」として一括りにまとめてある。(笑)

ちなみに現状ではこの手の超小型ヘビギンポの仲間で日本産として知られているのは、セグロヘビギンポとシマヒレヘビギンポだけなのだが、僕の感触では今現在写真のあるモノの中だけでも、4-5種類に分かれるのでは?とみている。
つまり2-3種類は未記載種、もしくは日本初記録種だと睨んでいる。

単純に日本産として知られているのは2種のみだからと言って、セグロヘビギンポか?シマヒレヘビギンポか?という思考回路で観察していると、真実は見えてこない気がするのだ。

ひとまず今日は一湊タンク下の浅場でよく見られる子(下左写真)と-30mぐらいから見られる子(下右写真)を比較してみた。
両方とも多分オスだ。
前も一度やっているんだけど、今日はもっと徹底的に調査&観察してみた。

seguro1.jpgseguro22.jpg

やはり深場(-30m以深)で見られる子と浅場で見られる子は明らかに違う気がする。
深場の子には必ず第1背ビレの後ろの方に黒斑が見られ、尾鰭の付け根には必ず黒い帯がある。
また、浅場の子のオスのアゴの部分には赤や黒の色素(?)の点々が散在するが、深場のオスにはそれは見られない。

写真からは見えないが尻ビレの模様も違う。
浅場の子には縦縞が入っているが、深場の子の尻ビレは縁に沿って黒い縁取りが見られ、同じような縦縞も入っているが、浅場の子のようにくっきりとした細い線ではなく、滲んだような縦縞だ。

2007年04月24日

ヒメテグリ産卵開始!

himetegu.jpgいよいよヒメテグリの産卵が始まったようだ。

今日はエントリーが遅かったので、エクジット口に帰ってきた頃にはすでに17:00をまわっていた。
浅場でも例のセグロヘビギンポを探していたのだが(⇒そろそろいい加減にハッキリさせねば!! (屋久島・海のフィールドノート))、同じような環境でヒメテグリの大きな成魚(と言っても1-2cm)が目立ってきたな~と思っていたら、求愛まで見れてしまった。。。(-_-;)

オスの顔には蛍光ブルーのラインが浮き出て、思い切り婚姻色だ。
さすがに時間的には早すぎて、産卵まで見ている余裕はなかったが(エアー残はすでに10切)、1-2時間後にはきっとランデブーが見られた事だろう。。。

GWは狙っていけるかもね♪

2007年04月25日

壁面でヘビギンポを探していると。。。

2004年の5月から続けている当ブログではこれまでまったくと言っていい程、ウミウシが登場する事は稀だった。
これは決して僕がウミウシを嫌いだからではない。(笑)
僕は生き物は何でも好きだし、観察もしている。
ちゃんと生態写真も魚だけでなく、あらゆる海の生き物を撮影している。
ではナゼ今までウミウシがあまり登場しなかったのかと言うと、それはひとえに話題が作り辛いからだ。。。(-_-;)

どうしてもウミウシのような動きの少ないものだと、「●●がいました!以上!終わり!」ってな内容の記事しか書けない。。。
ヤドカリのように集中してやれば、生息環境に応じた棲み分けや屋久島では何が多くて、何が珍しいのか?といった頻度なんかも掴み易いのだろうけど、さすがにシーズン中にウミウシ・オンリーはマズイ。。。営業的にも。。。(爆)

とりあえず「●●がいました!以上!終わり!」でもいいから(笑)、少しづつウミウシも記録していこうかな。。。
それが積み重なれば、季節的な変化なんかが分って面白いかな?

tonpson.jpg写真はトンプソンアワツブガイ。
壁面でヘビギンポを探しているとたまに見かけるウミウシだ。以上!終わり!(笑)

途中経過で~す♪

特にフィールドノートには書かなかったが、3日前から毎日ずっとセグロヘビギンポを追いかけている。(⇒そろそろいい加減にハッキリさせねば!! (屋久島・海のフィールドノート)
これがここ数日の僕のメインワーク。

毎回、まずは一気に-30mまで下りてセグロヘビギンポを何個体もじっくり観察して、すべて撮影。
帰りがけに-15m付近のセグロヘビギンポを同じくじっくり観察して、すべて撮影。
最後に安全停止がてら-5m以浅のセグロヘビギンポをやっぱりじっくり観察して、すべて撮影。

seguro3.jpgやっぱり一湊タンク下には少なくとも2種類いる。
-20m以深にいる子はほぼすべて写真のような個体。
オスは婚姻色だと思うのだが、だいたいどいつもこいつも赤くて綺麗だ。

これに対し、浅場の子はみんな一見地味。。。
婚姻色は約1年前にアップしたこの写真のように(⇒屋久島ダイビングサービス「森と海」 : 屋久島ダイビングLOGS : 冷た~い。。。!どうして???の真ん中の2枚)、頬が赤くなって体は緑色っぽくなるパターンが多いような気がする。

つまり婚姻色が深場の子と浅場の子とではまったく違うのだ。

あとは何匹も見ていくうちに思ったのが、顔の形だ。
深場の子の顔は全体的に丸っこいのだが、浅場の子は深場の子と比べて吻部が尖ってるような気がする。。。

2007年04月26日

やっぱり婚姻色が違う。。。(-_-;)

相変わらず、今日も「セグロヘビギンポ問題解決ダイブ」を続けている。。。
GWも近いというのに俗に言う「ネタ探し」なんて全然やってませ~ん!!(笑)
って言うか、このセグロヘビギンポ問題、かなり面白いのだ!

shimahire.jpg今日は浅場タイプの求愛&産卵が見れた。
やっぱり浅場タイプのオスの婚姻色は、深場タイプはもちろん、八丈島で「セグロヘビギンポ」と呼ばれていた子の婚姻色ともまったく違う。。。(-_-;)

写真はやや婚姻色が褪めた状態のオスなのだが、最高に興奮している時は背ビレは真っ赤で、真ん中に黒斑がくっきり見られた。
でも撮っているうちに褪めちゃった。。。

ちなみに「真ん中に黒斑」という特徴のみ、八丈島で「セグロヘビギンポ」と呼ばれていた子の婚姻色と同じなので、これまで混同されていたのだろう。。。
いずれにしても、こいつは八丈島で「セグロヘビギンポ」と呼ばれていた子とは別種だと思う。

さっきからナゼ、わざわざ”八丈島で「セグロヘビギンポ」と呼ばれていた子”と連呼しているのかと言うと、今回セグロヘビギンポ似のヘビギンポたちを集中して追っているうちに、ある事に疑問を感じたからだ。

”八丈島で「セグロヘビギンポ」と呼ばれていた子”すべてが、本当に「セグロヘビギンポ(Enneapterygius tutuilae)」だったのだろうか?
もしかして八丈島にも2種類いたのでは???
2種類の魚を混同していた???
過去の八丈で撮った写真を見てみると、確かに怪しいやつがチラホラ。。。(-_-;)

八丈島を離れてしまった今の僕にはそれを調べるチャンスはない。。。
誰か八丈島に行って調べてきてくれ~!!!
気になって眠れな~い!!!(笑)

2007年04月27日

これも春の風物詩なのだ!

madaratobi.jpg4月に入ってから、一湊タンク下のあちらこちらで大型のマダラトビエイを見かける。
通常は、砂地で小さな個体をたまに見かける程度なのだが、今はほとんど毎日のように見かける。。。
多分、同じ個体なのだと思うのだが、更に最近ではスギを2-3匹従えている事が多い。

そう言えば、このスギがまとわり付く光景も春ならではの光景だ。

いつもエクジット間際に会っていく子

koke.jpg昨年からずっとエクジット口下のサンゴから顔を出している金のハダカコケギンポ(?)。

必ず上がる前にやつの顔を見てエクジットするのが日課なので(笑)、こいつの姿が見当たらないとちょっと心配になったりする。。。
ここは超浅いだけに、時化となれば大いに影響を受ける場所なので、毎回時化のあとは心配になるのだが、何とか1年近くここで生きている。

前はこの横の穴に真っ黒い子もいたのだが、この子は今はまったく姿が見られない。。。

ついにシマヒレヘビギンポが分った♪

現在、日本産のヘビギンポの中でセグロヘビギンポに似た種類として、シマヒレヘビギンポという魚がいる。
魚類検索などでその違いを調べてみると、シマヒレヘビギンポは腹ビレに縞々模様が入っており、ここで識別ができるとある。

しかし、昨日まで取り上げてきたセグロヘビギンポの浅場タイプ、深場タイプ、共にどの個体もそのような縞々は腹ビレに見られない。
いったい、シマヒレヘビギンポってどこにいるんだ???
つーか、シマヒレヘビギンポって何者???と数年前からの懸案事項だったのだが、とうとう見つけたぜ!シマヒレヘビギンポ!!!

shimahire2.jpgこれまで散々、一湊タンク下のセグロヘビギンポ似の子たちを観察してきたのだが、もう1種類、前々から気になる明らかにセグロヘビギンポとは見栄えの違うヘビギンポが元浦限定で超浅場に見られる。

GW直前、忙しくなる前にこの謎のセグロヘビギンポ(?)も観察しておきたい!
残タンクを使って水深1m以浅を徘徊してみた。

最初はなかなか見つからなかったが、エクジット間際に連続で2個体見つかった。
今まで気づかなかったのだが(というか数もそれ程多くないので目にする事も稀なのだが。。。)、よく見ると2個体とも腹ビレにハッキリ縞々が入っているではないか!

お~!!!これがシマヒレヘビギンポだったのかぁ~!!
あー何かすっきりした♪

シマヒレヘビギンポは-1m以浅に生息し、砂と同化するとまったく分らなくなる程、砂と同じような体色をしているヘビギンポだ。
環境は薄く砂を被った岩などに乗っている事が多い。
サイズはセグロヘビギンポとほとんど変わらなく、見た感じもソックリだ。
でも、この砂模様の体色はコロコロ変わるような種類のものではないようなので、ここで十分見分けてもいいと思う。
さー!「ヘビベース!」に新たにシマヒレヘビギンポを入れるかな。。。!

でもこいつの婚姻色ってどんなだろ???
地味なだけにかなり興味あり!

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