崩れつつあるオオハナガタサンゴを堰き止める目的で土嚢の袋が置かれている。
この土嚢は海が時化るごとに朽ちてきていて、今では穴が開いて砂が出てきてしまったり、袋の繊維が解けて周囲に散らばっていたりしている。
こうして散らばった砂や繊維が逆に周囲のサンゴを死滅させ始めている。
この繊維がサンゴに絡まっていたりするのは気づいていたが、先日、同業者の女の子に「土嚢の繊維をサンゴが咥え込んでいましたよぉ~!」と言うので、今日の帰りによ~く見てみた。。。
おぉ~確かに咥えてる。。。!
何かすごいんですけど。。。(-_-;)
これをこのまま食べてしまうとは思えないのだが、ひとまずエサだと思って食いついている様子。。。
僕の見た場所では1本の繊維の片方を別のサンゴが、もう片側を別のサンゴが咥え、綱引きしてた。
これって放置しておけば、そのうちに「げっ!これエサじゃねー!!」って吐き出すのかな?
土嚢の屑がゴミ化してサンゴを痛めているのは大問題だが、これはこれで面白い!
サンゴもやっぱり動物なんだな~とあらためて関心してしまった。。。
この繊維を引っ張ってみた。
スルスルとスグに抜けるのだが、驚いた事に結構の長さがサンゴの中に入っていた。
20cnぐらいはサンゴの中に入っていた様子。
サンゴはサンゴで頑張っているのか、何かヒダヒダみたいなものが繊維に絡み付いてきて気持ち悪い。。。
下左の写真(引っ張る前)と右の写真(引っ張っている最中)を見比べて欲しい。
ゆっくり引っ張ると、咥え口が軟体動物のように変化していくのが分るでしょ?
そして徐々に硬くなっていく。。。
通常、サンゴというと石のように硬くて、これが動物である事を忘れてしまうが、こうしたシーンを見てしまうと動物である事を実感せずにはいられない。
何か凄いものを見ちゃった。。。


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サンゴを守るためにどうにかせねば!という気持ちは大切だし、そのために行動を起こすことは素晴らしい事なのだが、自然環境の悪化に対し人工的な細工や処方を施したりする場合は"かなり"慎重にならねばならないと僕は考える。
最低でもそのフィールドのサンゴと、それだけじゃなく、その周辺で生きる生き物の事を普段からよく勉強&観察していて(もちろん書籍や学者さんの言葉からではなく現場で「真実」をね。。。(笑))知っていなければならないし、毎日経過をモニターできる状況に身を置く必要があると思う。
最近、普段はあまりフィールドには出ず、何も自然や生き物のことを知らない&興味がない人間が、「環境~」という美しい言葉だけに感化されて行う環境保護&環境教育が増えてきている気がする。
これほど怖い環境破壊。。。じゃなかった!(笑)、環境保護はないかも。。。(-_-;)
良かれと思ってやった事で、森や海の生き物たちが悲鳴をあげていますけど。。。(笑)